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J-GLOBAL ID：201002252430916531   整理番号：10A1158728

ショウジョウバエ生来の明るさ嗜好をコントロールする中央脳における2対のニューロン

Two Pairs of Neurons in the Central Brain Control Drosophila Innate Light Preference

著者 (9件)： GONG Zhefeng (Inst. Biophysics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  LIU Jiangqu (Inst. Biophysics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  LIU Jiangqu (Graduate Univ., Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  GUO Chao (Inst. Biophysics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  GUO Chao (Graduate Univ., Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  ZHOU Yanqiong (Inst. Biophysics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  ZHOU Yanqiong (Graduate Univ., Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  TENG Yan (Inst. Biophysics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  LIU Li (Inst. Biophysics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN)
資料名： Science  (Science)
巻： 330  号： 6003  ページ： 499-502  発行年： 2010年10月22日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 明るさまたは暗い状況の適切な選択は,動物の生存にとって重要である。生来の明るさ嗜好は果実バエであるミバエキイロショウジョウバエを含む一部の動物で静的でなく,幼虫期には暗闇を好むが,成熟期には明るさを好む。明るさ嗜好の基礎をなしている神経回路を解明するため,ニューロン機能を制御することにより幼虫の走光性行動に関与するニューロンを調べた。中心脳の2対の同形ニューロンの活動を調整することで,羞明と好光性間で幼虫の明るさ嗜好を切り替えた。これらのニューロンはpdfを発現している側神経の下流であることが分り,それは幼虫の光受容器によって神経支配されている。本結果は,生物学的ニーズによって環境刺激に対する動物の反応戦略の調整を可能にする神経メカニズムを明らかにした。

シソーラス用語： ショウジョウバエ ,  好み ,  *ニューロン ,  幼虫 ,  成長段階 ,  *神経経路 ,  明るさ ,  *神経生理 ,  *光受容体 ,  走光性 ,  生存率
準シソーラス用語： 成熟期 ,  *神経機構 ,  生存

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  視覚  (EJ13020B)

タイトルに関連する用語 (5件)： ショウジョウバエ ,  嗜好 ,  コントロール ,  脳 ,  ニューロン