文献
J-GLOBAL ID:201002252599488245   整理番号:10A1095225

サスペンションプラズマ溶射(SPS)したイットリア安定化ジルコニア(YSZ)コーティングのボイド網目構造の超小角X線散乱(USAXS)による定量化

Quantification of void network architectures of suspension plasma-sprayed (SPS) yttria-stabilized zirconia (YSZ) coatings using Ultra-small-angle X-ray scattering (USAXS)
著者 (8件):
資料名:
巻: 528  号:ページ: 91-102  発行年: 2010年11月25日 
JST資料番号: D0589B  ISSN: 0921-5093  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
サスペンションプラズマ溶射(SPS)はナノメートルサイズの原料粒子の安定化した懸濁液を用いて特異な微構造を持つ薄い(20~100μm)コーティングを作製可能である。これらセラミックコーティングのボイド(気孔)網目構造の通常法による特性評価と定量化はサイズが小さいため困難である。それでもこれら気孔を大きさと形状分布,異方性,比表面積等で識別することはプロセッシング,微構造及び性質の関連性を理解する上で重要である。十分な詳細を提供する方法の組み合わせの一つが走査型電子顕微鏡(SEM)と組み合わせた超小角X線散乱(USAXS)とヘリウムピクノメータであることを示した。イットリア部分安定化ジルコニア(YSZ)コーティングを平均直径~50nmの粒子の懸濁液のプラズマ処理で作製した。溶射パラメータのいくつかの組み合わせ(プラズマガス混合物,溶射距離,電気アーク強度等)を用いて異なる質量エンタルピーと熱移動係数,基板への異なる熱流束移動のプラズマジェットを発生させた。溶射したままと800°Cと1100°Cで10と100h熱処理(非拘束焼結)した自立コーティングについて調べた。その結果,SPSコーティングはナノサイズの気孔微構造を示し,平均的なボイドの大きさは原料サイズ,即ち多重モードのボイドサイズ分布を示すナノメートルサイズとほぼ同じであった。気孔数の約80%が30nm以下の特徴的な大きさであった。溶射したままのSPSコーティングの全ボイド量は13~20%で変化した。ボイドの大部分は開かれており,ボイド体積の1/10~1/3だけが閉塞していた(相互の表面が連結していない)。800°C以下の温度での熱処理で微構造は変化し,全気孔量は大きく変化しないが,ボイドのサイズ分布は大きなサイズへ変化した。この特異なボイド系は粒子状マトリックス自身がナノメートルスケールであり,希薄効果とフォノン散乱機構が大きく寄与してコーティングの熱伝導率は非常に低くなった(0.1Wm-1K-1オーダー)。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
金属材料へのセラミック被覆 

前のページに戻る