抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究ではコヒーレントな光源と有限の開口のみを仮定し,特定の光学系を想定することなく加工ビームの強度分布を最適化した。本報ではプリント基板穴明けなどに用いられる転写光学系で現実の有限な大きさをもつレンズを使用し,加工部でのビーム形状(軸対称)を最適化する手法を検討した。これにより得た主な知見を次に示した。1)加工部の最適化ビーム形状が有限な開口をもつレンズで実現可能な条件は,複素振幅の空間角周波数ρが,レンズの半径をr<sub>lenz</sub>,波長をλ,レンズから加工面までの距離をl<sub>2</sub>としてr<sub>lenz</sub>/λl<sub>2</sub>以下であること,2)最適化ビームの位相は加工部では一定であること,3)倍率m(<1)の転写光学系で最適化ビーム形状を実現するには,最適化ビームの振幅分布u<sub>0</sub>(x<sub>0</sub>,y<sub>0</sub>)をl<sub>1</sub>/l<sub>2</sub>倍伸張し,位相項exp(-ik(x<sub>2</sub><sup>2</sup>+y<sub>2</sub><sup>2</sup>)/2l<sub>1</sub>)を付加したものをマスク部で実現すればよいこと,4)上記の結果は数値計算によるので,今後,実験により確認する必要があること。