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J-GLOBAL ID:201002252662366163   整理番号:10A0172605

頻度の高い複数の多型が心拍数,PR間隔,QRS時間を調節している

Several common variants modulate heart rate, PR interval and QRS duration
著者 (26件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 117-122  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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心電図の計測値は,心臓の伝導系の機能を示す。ヨーロッパ祖先の個人の,心拍数,PR間隔,QRS時間を調節する塩基配列多型を調べるために,約10,000人においてゲノムワイド関連解析を行い,関連の高いシグナルについて約10,000人を用いて追試した。その結果,ゲノム全域にわたる有意な関連を数個同定した(P<1.6×10<sup>-7</sup>)。1つの遺伝子座(MYH6)が心拍数と関連し,4つの遺伝子座(TBX5,SCN10A,CAV1,ARHGAP24)がPR間隔と,また4つの遺伝子座(TBX5,SCN10A,6p21,10q21)がQRS時間と関連していた。これらの遺伝子座と,アイスランドならびにノルウェーの症例対照サンプルセットの中から選択された不整脈との関連を調べた。その結果,TBX5およびCAV1と心房細動(それぞれP=4.0×10<sup>-5</sup>,P=0.00032)との関連が認められ,TBX5と高度房室ブロック(P=0.0067)またSCN10Aとペースメーカーの植え込み(P=0.0029)の間に関連を認めた。さらに過去に報告されていたQT間隔との関連についても再現性を確認した。Copyright Nature Publishing Group 2010
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