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J-GLOBAL ID：201002252940782483   整理番号：10A0634579

好中球の細胞外トラップ分解の障害はループス腎炎に関係する

Impairment of neutrophil extracellular trap degradation is associated with lupus nephritis

著者 (9件)： HAKKIM Abdul (Max-Planck Inst. Infection Biology, Berlin, DEU) ,  FUERNROHR Barbara G. (Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  AMANN Kerstin (Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  LAUBE Britta (Max-Planck Inst. Infection Biology, Berlin, DEU) ,  ABED Ulrike Abu (Max-Planck Inst. Infection Biology, Berlin, DEU) ,  BRINKMANN Volker (Max-Planck Inst. Infection Biology, Berlin, DEU) ,  HERRMANN Martin (Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  VOLL Reinhard E. (Univ. Erlangen-Nuernberg, Erlangen, DEU) ,  ZYCHLINSKY Arturo (Max-Planck Inst. Infection Biology, Berlin, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 21  ページ： 9813-9818  発行年： 2010年05月25日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： SLE患者におけるループス腎炎の再燃に細菌感染とそれに伴う好中球からの細胞外トラップ(NETs)の遊離がどのように関与しているか検討した。抗菌活性があり,DNA,ヒストン,好中球蛋白質からなるNETsの処理が自己免疫疾患の発症を防ぐのに重要であるとの仮説を立て,SLE患者で検証を試みたところ,患者ではNETsの排除機能が低下しているおり,これがループス腎炎の発症に寄与していることを示唆した。エンドヌクレアーゼの一種デオキシリボヌクレアーゼ(DNase) Iが患者血清中では低下していること,これはDNase Iの阻害因子の存在や抗NET抗体の存在が原因であることも示した。これらの結果はSLEの新しい診断法や治療法の開発に役立つ。

シソーラス用語： *好中球 ,  *ループス腎炎 ,  関節炎 ,  全身性エリテマトーデス ,  自己免疫病 ,  *動物組織 ,  DNアーゼ ,  エンドヌクレアーゼ ,  自然免疫 ,  蛍光顕微鏡
準シソーラス用語： SLE関節炎 ,  *細胞外トラップ ,  DNアーゼ1 ,  免疫蛍光顕微鏡

分類 (3件)： 抗原・抗体・補体の生化学  (ED04020L) ,  泌尿生殖器の疾患  (GM03000L) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 好中球 ,  細胞外トラップ ,  分解 ,  障害 ,  ループス腎炎