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J-GLOBAL ID：201002253162372392   整理番号：10A1610582

代謝産物の包括的プロフィルと熱力学的解析を通じて明らかにされたキシロース発酵性Saccharomyces cerevisiaeの限界

Limitations in Xylose-Fermenting Saccharomyces cerevisiae, Made Evident through Comprehensive Metabolite Profiling and Thermodynamic Analysis

著者 (6件)： KLIMACEK Mario (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  KLIMACEK Mario (ETH Zuerich, Zuerich, CHE) ,  KRAHULEC Stefan (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  SAUER Uwe (ETH Zuerich, Zuerich, CHE) ,  NIDETZKY Bernd (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  NIDETZKY Bernd (ACIB GmbH, Graz, AUT)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 76  号： 22  ページ： 7566-7574  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： S.cerevisiaeの組換株としてBP000とBP10001を,野生株としてCEN.PK113-7D株を用いた。培養は2lの容器を用い,30°C,2%グルコースを含む無機塩培地で,酸素濃度が1.5ppm以下となるように窒素ガスを通気して回分培養し,グルコース消費後,キシロースを加え培養を続けた。その結果,定量的メタボロミクスにより標題菌の発酵基質(グルコース,キシロース)及び生育条件(増殖,代謝)に対するS.cerevisiaeの炭素,エネルギー,酸化還元代謝における代謝応答の包括的解析が可能となった。NAD(P)Hに利用できる細胞内濃度で,キシロースレダクターゼ(XR)の補酵素利用の推定値を算出できた。BP000株と異なりBP10001株のキシロース利用は厳密にNADH依存的で,キシロースのキシルロースへの変換はNADH的に釣り合いがとれていた。BP000株では異化的([NADH]/[NADH]+[NAD⁺])はNAD⁺の選択的減少によりBP10001の2倍増加した。

シソーラス用語： Saccharomyces cerevisiae ,  *代謝産物 ,  アルコールオキシドレダクターゼ ,  *エタノール発酵 ,  バイオマス ,  発酵制御 ,  解糖 ,  代謝経路 ,  熱力学関数 ,  培養条件 ,  バイオリアクタ ,  ペントース ,  アルドース ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  ジヌクレオチド
準シソーラス用語： キシロースレダクターゼ ,  キシリトールデヒドロゲナーゼ

分類 (1件)： 微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

物質索引 (3件)： キシロース ,  NADH ,  NADPH

タイトルに関連する用語 (6件)： 代謝産物 ,  プロフィル ,  力学的解析 ,  キシロース発酵 ,  Saccharomyces ,  限界