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J-GLOBAL ID:201002253168380869   整理番号:10A0765508

RPによる金型・部品製作の最前線〈研究事例1〉アルミニウム合金による積層造形

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巻: 25  号:ページ: 023-027  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: X0147A  ISSN: 0912-5582  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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経済産業省平成18及び19年度地域新生コンソーシアム研究開発事業で「自動車用軽量化部材のラピッドプロセス技術の実用化開発」を実施し,アルミニウム合金のレーザー積層造形技術を開発した。レーザー積層造形装置を製作し,造形室は高密閉構造とし,レーザーにはYbファイバーレーザーを採用し,レーザー照射方式はガルバノメーターミラーを用い,積層造形はブレード方式とした。粉末には,平均粒径60μmのAl-12Si粉末とレーザー光吸収剤を用いた。装置内をAr雰囲気として実験した。吸収剤を0.5mass%以上添加すると,レーザー出力と走査速度の関係で線状溶融体を作製できた。表面性状が優れた溶融体作製にはレーザー吸収剤を均一に混合する必要があり,ボールミルで混合した。レーザービームのスポット径が0.17mmであることから,ほぼ1/3オーバーラップするピッチがよかった。積層ピッチは試験片の段階では0.25mmのピッチが最適で,試作品の段階では変形問題などのため0.18mmとした。1/3モデルの変速機部品の試作を行い,ヒートバリアとして,アルミニウム板の上に円盤状のパターンを造形することで温度を均一にし,サポートは製品の片面に余肉を付けることで変形防止した。
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