抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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チオール末端官能化ポリカプロラクトン(HS-PCL)と両親媒性ポリエチレングリコール-b-ポリカプロラクトンを合成した。バイオ触媒として,ノボジム435(Candida antarcticaの固定型リパーゼB),開始剤として,メルカプトエタノールとメトキシポリエチレングリコール(MPEG)を使ってε-カプロラクトン(ε-CL)の開環重合をおこなった。得られた重合体の構造をIR,1H-NMR,およびGPCによって測定した。CLに対する開始剤の供給比,重合温度,時間の単量体転化率,重合体の分子量に及ぼす影響を検討した。ジスルフィド結合を形成するHS-PCLのチオール末端酸化をDMSO,THF,およびアセトンを含む一連の溶剤の中で研究した。共重合体PEG-b-PCLミセルの構造とサイズをDLSと1H-NMRによって分析した。結果は,得られた重合体には予想された構造があることを示した。Novozym435は高触媒活性があり,10wt%Novozym435の塊状重合で,70°C,2時間で,約80%単量体変換があった。2-メルカプトエタノールとMPEGはCLの開環重合を効果的に開始できた。HS-PCLの試料を37°Cまたは70°C,大気中でDMSO(または,THFま,アセトン)中に置いた。酸化された生成物の分子量は減少した。しかし,HS-PCL分子のそれの2倍以下であり,いくつかのHS-PCL分子は酸化されてPCL-S-S-PCLを形成した。PEG-b-PCL共重合体は,水溶媒中で疎水性のPCLコアと親水性のPEGシェルの自己集合でナノサイズの粒子になった。共重合体のCL/EOが0.23から1.70までの増加につれて,ミセルの流体力学的直径は64nmから122nmに変化した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST