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J-GLOBAL ID：201002253483496280   整理番号：10A0610814

柱状液晶の薄膜の残留分極

Remnant Polarization in Thin Films from a Columnar Liquid Crystal

著者 (4件)： FITIE Carel F. C. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  ROELOFS W. S. Christian (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  KEMERINK Martijn (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD) ,  SIJBESMA Rint P. (Eindhoven Univ. Technol., Eindhoven, NLD)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 20  ページ： 6892-6893  発行年： 2010年05月26日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 残留分極(RP)を示す有機薄膜の開発を目的とし,強誘電性柱状液晶薄膜について,分極(P)~電場(E)関係などの測定により検討した。1,3,5-トリス(N-置換)ベンゼントリカルボキサミド(置換基:オクタデシル)円盤状分子の水素結合形成とπ-π重積による螺旋柱状液晶薄膜(巨視的な双極子構造)は,外部電場(E)作用により分極(P)のスイッチング(極性秩序化)が生じ,P~E関係には履歴現象が認められる(結晶化で巨視的な双極子の極性秩序構造が凍結)。分極のスイッチングとその緩和挙動を明らかにし,この強誘電性液晶分子薄膜(自発分極:1.3~1.8μC/cm²,抗電場:21~26V/μm)では,結晶化による周縁のアルキル基の固定化で液晶相の巨視的な双極子の極性秩序構造の凍結が生じて残留分極をもたらすものと説明した。

シソーラス用語： *液晶 ,  高分子薄膜 ,  *残留分極 ,  強誘電性液晶 ,  分極 ,  カルボアミド ,  ヘリックス構造 ,  双極子 ,  スイッチング ,  ヒステリシス ,  誘電緩和 ,  結晶化
準シソーラス用語： カルボキサミド ,  *柱状液晶 ,  螺旋構造 ,  履歴現象

分類 (2件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  液晶一般  (BK03010L)

物質索引 (1件)： N,N′,N′′-トリオクタデシル-1,3,5-ベンゼントリカルボアミド

タイトルに関連する用語 (3件)： 柱状液晶 ,  薄膜 ,  残留分極