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J-GLOBAL ID：201002253550566220   整理番号：10A0379278

周波数応答解析による変圧器巻線異常の現地診断手法の検討

On-Site Diagnosis of Transformer Winding by Frequency Response Analysis

著者 (4件)： 宮嵜悟 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  水谷嘉伸 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  松本一道 (九州電力(株)大分電力所) ,  中村信一 (九州電力(株)大分電力所)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 130  号： 4  ページ： 451-459 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 変圧器巻線の変形・位置ずれ等の異常診断手法として,巻線インピーダンス等の周波数特性(伝達関数)を測定し,初期データとの比較から診断する周波数応答解析法を概説した。初期データのない場合の診断方法として,3相変圧器の各相間比較法を検討した。その結果,1)Y結線,△結線の巻線の伝達関数の測定により,診断は可能,2)Y結線の中性点端子が外部に設けられていない等の理由で,2相ずつ測定した場合には診断は困難,3)変圧器内部が非対称構造の場合は診断できない可能性がある,ことが分かった。また,同型器の伝達関数の比較法は,変圧器と遮断器との接続を切離して測定する場合には適用できることも判明した。さらに,変圧器を遮断器に接続したままの伝達関数測定の可否を検討した結果も示した。

シソーラス用語： 周波数応答 ,  周波数解析 ,  応答解析 ,  *電力変圧器 ,  *巻線 ,  異常診断 ,  インピーダンス ,  周波数特性 ,  伝達関数 ,  遮断器

分類 (1件)： 変圧器  (NB08020Q)

引用文献 (14件)：

• (1) 矢成敏行・池田正己・谷口安彦・石岡康昭: 「変圧器絶縁油の長期劣化の調査結果」, 電学論B, Vol. 101-B, No. 12, pp. 719-726 (1981-12)
• (2) 石岡康昭・大久保仁・鈴木敏夫・本多正己: 「油浸絶縁の劣化現象」, 電気学会絶縁材料研資, EIM-84-11 (1984)
• (3) 電気協同研究会: 「油入変圧器の保守管理(その1)」, 電気協同研究, Vol. 54, No. 5, p. 177 (1999)
• (4) E. Yajima, T. Toda, and T. Okamoto: “The Relation Shop between Deterioration and Short-circuit Strength of Oil-immersed Transformers”, 1998 National Convention Record IEE Japan, No. 1126 (1998-3) (in Japanese)
• 矢嶋栄司・戸田恒雄・岡本達希: 「油入変圧器の劣化と短絡強度の関係」, 平成10年電気学会全国大会, No. 1126 (1998-3)

タイトルに関連する用語 (5件)： 周波数応答解析 ,  変圧器巻線 ,  現地 ,  診断 ,  手法