抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モンゴル産の褐炭およびロシアのカンスク-アチンスク炭田の褐炭の高速熱分解で得られる重質タール(軟化点は低い)の,コークス原料としての適用性を検討した。まず種々の分析により,これら褐炭は,脂肪族と脂環式の飽和構造に富むことがわかった。ついで,褐炭熱分解重質タールの熱処理(275~340°C)生成物の特性(灰分,揮発性物質収率,軟化点,グループ組成)を調べたが,それはα-およびβ-留分が増加し,軟化点の高いものであった。最後に,コークス原料に対して,得られた熱処理生成物を3~6%加え,さらに低品位の1OCBとKCを7~10%加えてコークス化し,総コークス収率の向上とコークス強度の増大を確認した。