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J-GLOBAL ID:201002253622440715   整理番号:10A0761038

ΔNErbB2受容体を発現するMCF-7乳癌細胞におけるNBCn1とNHE1発現と活性:pHi調節と化学療法耐性への貢献

NBCn1 and NHE1 expression and activity in ΔNErbB2 receptor-expressing MCF-7 breast cancer cells: Contributions to pHi regulation and chemotherapy resistance
著者 (7件):
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巻: 316  号: 15  ページ: 2538-2553  発行年: 2010年09月10日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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pH調節イオン輸送の変化は多くの癌の特性である。;しかし,そのメカニズムと結果は殆ど理解されていない。本論文で著者等はMCF-7ヒト乳癌細胞において,乳癌に共通するErbB2受容体(ΔNErbB2)の断続的な構成性活性が,Na+/H+交換体であるNHE1,およびNa+,HCO3共輸送体であるNBCn1にどの様に影響するかを研究し,また化学療法耐性におけるこれら輸送体の役割を検討した。ΔNErbB2発現時にNHE1では否だがNBCn1のmRNAと蛋白質レベルは数倍上昇し,広域な形態学的変化と平行して両輸送体の位置が変化した。酸負荷後のpHi回復速度はΔNErbB2発現時には50%まで上昇した。ノックダウンと薬理学的阻害により酸押出へのNHE1とNBCn1の両関与を確認した。NHE1阻害またはノックダウンによりΔNErbB2発現細胞はカスパーゼ,カテプシン,活性酸素種依存式にシスプラチン誘導性プログラム化細胞死(PCD)感受性を増加させた。NHE1阻害によりシスプラチン誘導性カスパーゼ活性とリソソーム膜透過性が増加し,次いでシステインカテプシンが放出された。対照的にNBCn1阻害によりカテプシン放出は減衰され,生存性への正味の影響はなかった。これらの結果はNHE1研究が乳癌標的である根拠となり,また輸送体機能の類似性にもかかわらず,MCF-7細胞においてNHE1とNBCn1は別の機能を果たすことを証明している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞膜の輸送  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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