抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
農村部に酪農による産業基盤を確立することを目的とした「ベトナム中小規模酪農生産技術改善計画」は,JICAの協力により2006年から開始された。ベトナムでは国民の約7割が農村に住み,畜産が農業や農村生活と深い係りを持つが,酪農の歴史は20年程と短い。乳牛の飼養頭数を2003年の3.5万頭から2005年には10万頭,2010年には20万頭に増やす計画で,2002年からの2年間で約1万頭のホルスタイン種が輸入されている。牛乳生産量は,35万トンの目標を設定している。ベトナム在来の黄牛にレッドシンディ等を交雑して作出された「ライシン」は,ベトナムの中小規模酪農家で圧倒的多数飼育されている。ライシンにホルスタイン種を交雑して,ベトナムの気候風土や飼養管理に適したF1,F2,F3の作出も試みられている。