抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
TMF/ARA160は幾つかの細胞活性が起因するゴルジ体随伴タンパク質である。それらはゴルジ体由来小胞輸送やE3ユビキチンリガーゼ活性を含む。ここで我々はTMF/ARA160が哺乳類において成熟した精子の発生の下にある重要な過程の開始に必要であることを示す。TMF/ARA160は特定の精子形成段階で高度に発現する。このタンパク質は精子形成前駆細胞である精原細胞で検出されない一方。それは精母細胞や精細胞のゴルジ体に蓄積し,その後消失し,精子や精巣上体の精子細胞には存在しない。TMFに関しホモ接合体であるナルマウスは正常に発生し,健康であり,メスは繁殖可能である。しかし,オスは不妊であり,それらの精細胞はいくつかの発生上の欠損を蒙る。それらはゴルジ体由来前先体小胞の核周囲表面へのホーミングを欠き,先体を欠く精子や精巣上体の精子細胞を生ずる。より後期の発生段階において,細胞質は適切に除去されず,それにより細胞質に囲まれた堅く充填されたDNAを伴う核が明らかな精細胞を生ずる。最後に,TMF
-/-,マウスの精子は異常な形の頭部,精子頭部の周囲の尾部のコイリング,そして運動性の欠如も蒙る。合わせて,我々の発見は哺乳類精子の分化と成熟において重要な現象の開始に必須であり,その欠如が卵に受精するそれらの能力を酷く損なう重要な調節因子としてTMF/ARA160を描写する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.