抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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AV機器などの機器どうしを連携制御するさまざまな技術方式がこれまで研究・提案されてきている。従来の方式では,機器のIDをバーコードなどで提示し制御端末で読み取らせる方式が提案されてきているが,読み取らせる情報に単に機器のIDだけではなく機器の制御情報を含ませれば,ユーザはそれらの情報を直接制御端末に入力する手間が省け,より操作しやすい環境が構築できる。そこで,筆者らは,制御端末としてほとんどのカメラ付き携帯端末に搭載されているQRコードリーダの利用を前提に,QRコードの構造的連接機能をそのまま活用し,読み取った機器IDや機器の制御情報を制御端末上で連結する方式を開発した。提案方式では,構造的連接機能を活用することを前提として,任意の機器IDなどの情報(文字列を想定)を連結するために,情報のパリティ値が一致するように情報にさらに特定の文字列を付加したうえでQRコード化する手法とした。本方式によるQRコード生成・表示プログラムをデジタル放送受信機で動作させ,表示されたシンボルを市販の携帯電話で読み取り,機器IDと制御情報を連結できることを確認した。本方式はQRコードの仕様の範囲内で実現できるので,現在普及している多くの携帯電話に搭載されたQRコードリーダを用いることができ,だれもが利用しやすい環境を低コストに構築することができる。(著者抄録)