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J-GLOBAL ID：201002253982312513   整理番号：10A0578409

イリジウムカルベンを生じるエーテルのC-H結合活性化反応

C-H Bond Activation Reactions of Ethers That Generate Iridium Carbenes

著者 (5件)： CONEJERO Salvador (Universidad de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  PANEQUE Margarita (Universidad de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  POVEDA Manuel L. (Universidad de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  SANTOS Laura L. (Universidad de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  CARMONA Ernesto (Universidad de Sevilla, Sevilla, ESP)
資料名： Accounts of Chemical Research  (Accounts of Chemical Research)
巻： 43  号： 4  ページ： 572-580  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： B0966A  ISSN： 0001-4842  CODEN： ACHRE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イリジウム化合物を用いた種々の無歪エーテル(脂肪族化合物及び半芳香族化合物)の活性化反応を研究し,Tp^Me2Ir(C₆H₅)₂(N₂)(1・N₂)錯体(Tp^Me2:ハイドロトリス(3,5-ジメチルピラゾリル)硼酸塩)に関する結果を示した。電子的不飽和イリジウム種で観測される大部分の反応はC-H活性反応から始まり,続いて可逆α水素脱離が生じた。最初にα-C-H結合が切れ,選択的に弱い内部C_X-H(X=sp³)(メチレン)結合より強い末端C_X-H(X=sp³)結合の開裂が生じた。また,C_X-H(X=sp³)及びC_Y-H(Y=sp²)結合を含むエーテルとの不飽和[Tp^Me2Ir(C₆H₅)₂]イリジウム中間体の競合反応を議論した。酸化付加及び還元脱離が有効な反応経路としたが,一方でσ錯体支援メタセシス機構(σ-CAM)を理論的実証した。エーテルの性質に依存した付加的異常化学変化の発生,さらに複雑分子の形成からC-OとC-C結合の崩壊及び形成反応を示した。

シソーラス用語： *イリジウム化合物 ,  *カルベン錯体 ,  脂肪族化合物 ,  芳香族化合物 ,  *化学反応 ,  競争反応 ,  酸化還元反応 ,  σ錯体 ,  *エーテル ,  *閉環メタセシス ,  *活性化
準シソーラス用語： *C-H活性化

分類 (3件)： 有機白金族化合物  (CF09058L) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  分解反応  (CF02080P)

タイトルに関連する用語 (5件)： イリジウム ,  カルベン ,  エーテル ,  C-H結合 ,  活性化