抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この論文では,治水計画策定におけるいくつかの問題のうち,宝・高棹のSLSC(標準最小二乗規準)と費用便益分析に関し,現在用いられている手法の問題点を指摘し,その解を示すことを目的としている.SLSCは非常によくできた客観的規準だが,それ自体,確率変数である.つまり,サンプル数に応じて異なるSLSCの閾値を用いるべきであり,確率分布の適合度の評価結果を報告する際には,使った閾値がSLSC分布のどの程度のパーセント点にあるかを示すのがよい.また,治水経済調査マニュアルの費用便益分析法に関し,最近のソフトウェアを用いた定積分を用いる方法で算定した被害額の期待値(真値に近い)と,マニュアルに従って求めた数値積分値がかなり異なる場合があることを示す.(著者抄録)