文献

J-GLOBAL ID：201002254284742006   整理番号：10A0205493

下水汚泥コンポスト長期連用圃場における下水汚泥コンポスト由来窒素および炭素の循環-安定同位体自然存在比を利用した解析-

Nitrogen and carbon cycle in the long-term sewage sludge composts applied field: Analysis using ¹⁵N and ¹³C natural abundance techniques.

著者 (2件)： 後藤茂子 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  米山忠克 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 81  号： 1  ページ： 16-22  発行年： 2010年02月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 窒素および炭素の安定同位体自然存在比(δ¹⁵N値およびδ¹³C値)を自然のトレーサーとして,下水汚泥コンポスト長期連用圃場での作物生産の生態系における下水汚泥コンポスト窒素および炭素の循環の解析を試みた。化学肥料施用区との比較で考察した。下水汚泥コンポストは施用後比較的短期間に炭素あるいは窒素が無機化・分解され土壌中に放出されることがわかった。施用停止2年後の土壌およびオオムギδ¹⁵N値およびδ¹³C値から,一部は土壌中に残留し,ゆっくりと分解,無機化,放出されると推察された。

シソーラス用語： *堆肥 ,  *窒素 ,  *炭素 ,  同位体存在比 ,  同位体分析 ,  窒素15 ,  炭素13 ,  炭素循環 ,  窒素循環 ,  オオムギ ,  無機化 ,  トレーサ法 ,  有機物施用 ,  下水汚泥
準シソーラス用語： 下水スラッジ ,  安定同位体存在比

分類 (1件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (18件)：

• FREIBAUER, A. Carbon sequestration in the agricultural soils of Europe. Geoderma. 2004, 122, 1-23
• 後藤茂子. 下水汚泥コンポスト長期運用圃場における下水汚泥由来亜鉛および銅の土壌-作物系での分配. 土肥誌. 2008, 79, 17-26
• 後藤茂子. δ^<15>N解析による下水汚泥中窒素の植物による吸収について. 土肥誌. 1996, 67, 162-167
• HANBA, Y. T. Variations in leaf δ^<13>C along a vertical profile of irradiance in a temperate Japanese forest. Oecologia. 1997, 110, 253-261
• HOGBERG, P. ^<15>N natural abundance in soil-plant systems. New Phytol. 1997, 137, 179-203

タイトルに関連する用語 (8件)： 下水汚泥 ,  コンポスト ,  長期 ,  圃場 ,  窒素 ,  炭素の循環 ,  安定同位体 ,  解析