文献

J-GLOBAL ID：201002254301706370   整理番号：10A0770497

神戸空港における地盤変形解析手法の構築

ESTABLISHMENT OF SOIL DEFORMATION ANALYSIS METHOD AT KOBE AIRPORT

著者 (6件)： 山本卓生 (神戸市みなと総局) ,  坂上敏彦 (川崎地質株式会社 西日本支社) ,  高橋嘉樹 (株式会社不動テトラ) ,  柳浦良行 (基礎地盤コンサルタンツ株式会社 関西支社) ,  南部光広 (応用地質株式会社 関西支社) ,  飯塚敦 (神戸大学都市安全研究センター)
資料名： 土木学会論文集 C(Web)
巻： 66  号： 3  ページ： 457-471 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 1880-604X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 神戸空港は,神戸港沖に埋立造成されて築造された空港であり,2006年2月に開港した.空港造成地の海底地盤には沖積粘土層が厚く堆積しており,築造にあたっては,同層の変形挙動が空港施設にどのような影響を与えるかが問題であった.変形性状としては沈下と水平変位が考えられ,変形を予測するために,既往の知見に基づく有効な変形解析モデルを構築した.あわせて,施工時の変形性状を把握するために,各種計測器を設置して計測を行い,その結果に基づいて解析モデルの見直しならびに入力条件,境界条件の見直しを行ってきた.その結果,当該地盤における変形性状を精度良く予測できるようになったこととあわせて,変形解析モデルの改良方向を提示することができた.(著者抄録)

シソーラス用語： ローカル空港 ,  *海上空港 ,  沖積層 ,  *解析 ,  解析モデル ,  水平変位 ,  *地盤沈下 ,  間隙水圧 ,  定数 ,  深さ分布 ,  弾粘塑性 ,  圧密 ,  埋立地
準シソーラス用語： 沖積粘土層 ,  神戸空港 ,  地盤定数 ,  *変形解析

分類 (1件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P)

引用文献 (12件)：

• 1) Sekiguchi, H. and Ohta, H.: Induced anisotropy and time dependency in clays, Constitutive Equation of Soils, Proc. of 9th International Conference on Soil Mechanics and Foundation Engineering, Specialty Session 9, pp.306-315, 1977.
• 2) Yagiura, Y., Koda, S., Narumoto, K. and Takahashi, Y.: Monitoring system for seawall behavior in Kobe Airport construction project, Engineering Practice Performance of Soft Deposits, IS-OSAKA, pp.483-488, 2004.
• 3) 香田純忠,成本克彦,高橋嘉樹,柳浦良行:緩傾斜石積護岸建設工事における計測管理システム,第4回地盤計測技術に関するシンポジウム,(社)地盤工学会関西支部,pp.51-56, 2002.
• 4) 長谷川憲孝,柳浦良行,高橋嘉樹,和田昌大,飯塚敦:神戸空港護岸築造工事における沖積粘性土層の挙動とその考察,地盤工学会電子ジャーナル,Vol.2, No.1, pp.25-35, 2007.
• 5) 長谷川憲孝,松井保,田中泰雄,高橋嘉樹,南部光広:神戸空港海底地盤における洪積粘土層の原位置圧密挙動,土木学会論文集C,Vol.62, No.4, pp.786-92, 2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： 神戸空港 ,  地盤変形 ,  解析手法 ,  構築