抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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AACR2(英米目録規則第2版)からRDA(資料の記述とアクセス)への改訂の動きを跡付けながら,特にRDAがその基盤と位置付けるFRBR(書誌レコードの機能要件)との関連を具体的に取り上げたて考察した。「書誌及び典拠データの概念モデル」のFRBRとFRAD(典拠データの機能要件)に準拠し,データの記録と表示の分離により「デジタル世界のために設計された新しい標準」を目指したRDA策定の要点を述べた。「実体-関連分析」に基づくFRBRを解説した。RDAがFRBRとFRADに準拠するようになった変遷を述べた。RDA全体草案におけるFRBRの導入と具体化を「第0章序論」に基づいて概略を確認した。RDAによるデータ作成の実際を図書の書誌レコードの作成例を示して説明した。RDAの実体記録の要点を,アナログとデジタルのあらゆる資料の属性を記録対象とするために用いるメディア種別・キャリア種別・内容種別の区分,目録機能における記述とアクセスの分担を取り払い体現形と個別資料の属性を記録することによる目録機能の強化,「優先アクセスポイント」と「異形アクセスポイント」による基本記入機能の概念の維持について解説した。