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J-GLOBAL ID:201002254334982534   整理番号:10A0704397

線維芽細胞成長因子2はラット皮質ニューロンの初期初代培養においてアポトーシスを誘導する

Fibroblast growth factor 2 induces apoptosis in the early primary culture of rat cortical neurons
著者 (12件):
資料名:
巻: 316  号: 14  ページ: 2278-2290  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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中枢神経系において,線維芽細胞成長因子2(FGF2)は細胞生存および分化に重要な機能を有することが明らかにされている。神経栄養因子としての役割に加え,筆者らはFGF2が皮質ニューロンの初期初代培養において細胞死を誘導することを発見した。FGF2に誘導されるニューロンの細胞死はアポトーシスの特徴,すなわちクロマチン凝集およびDNA断片化を示した。FGF2処理したニューロンの超微細形態は,進行性の細胞収縮,細胞膜の小疱形成,サイトゾル細胞内器官の喪失,クロマチン凝集,およびDNA断片化などアポトーシスの特徴を示した。チロシンキナーゼ阻害剤によりニューロンはFGF2に誘導されるアポトーシスから有意にレスキューされた。FGF2はアポトーシス前にニューロンへのCa2+流入を顕著に増強した。カルシウムキレート剤およびL型電圧-感受性Ca2+チャネル(L-VSCC)遮断剤共にFGF2に誘導されるアポトーシスを減弱したが,N型およびP/Q型など他のVSCC遮断剤は減弱しなかった。L-VSCC遮断剤はFGF2に誘導されるニューロンへのCa2+流入を有意に抑制した。さらに,FGF2はアポトーシス前に活性酸素(ROS)も産生した。ラジカルスカベンジャーはFGF2により産生するROSのみではなくFGF2に誘導されるCa2+流入およびアポトーシスも低下させた。結論として,FGF2は初期ニューロン培養においてL-VSCCを通してアポトーシスを生じさせることを明らかにした。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  ホルモン・サイトカイン・生理活性ペプチド一般 

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