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J-GLOBAL ID:201002254336989765   整理番号:10A1158718

LCROSS放出プルーム中における水の検出(LCROSS=月クレータ観測ならびに検出衛星)

Detection of Water in the LCROSS Ejecta Plume
著者 (18件):
資料名:
巻: 330  号: 6003  ページ: 463-468  発行年: 2010年10月22日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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いくつかの遠隔観測により月の永続的影領域のクレータ中には氷の水が存在することが知られている。LCROSS(月クレータ観測ならびに検出衛星)ミッションはこの水氷の存在を直接検証するために行われた。2009年10月9日,発射されたケンタウルスロケットは月の南極にあるCabeusクレータ内の永続的影領域に衝突し,岩屑,埃及び蒸気を噴出した。そのプルームを月観測衛星(LRO; カメラ,分光器,ラジオメータを搭載)から観測した。観測された水蒸気及び水氷に帰属される近赤外吸光度及びヒドロキシルラジカルに帰属される紫外発光は岩屑中に水が含まれることを支持することが分かった。装置の視野内で検出された水蒸気及び水氷の最大値は155±12kgであった。推定される岩屑重量を考慮し,LCROSS衝突場所の表層土中の氷水の重量%は5.6±2.9%と推定できた。また,水以外にも炭化水素,含硫化合物あるいは二酸化炭素などの化合物の存在を確認することができた。
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