抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国土地理院が整備する「電子国土基本図(地図情報)」(以下,「地図情報」という。)は,縮尺レベル25000以上の精度を備え全国を覆うベクトルデータである。2万5千分1地形図に替わる新たな基本図として,即時修正・定期修正などの更新が行われ,その成果は電子国土Webシステムや紙媒体を通じて提供される。地図情報の前身である地形図ベクトルデータは,リレーショナルデータベースにより管理されてきたが,データの抽出や複製が遅い,データベース保守やソフトウェア更新に人的・金銭的コストが掛かる,データ形式の変更に対して柔軟性が高くないなどの問題があった。そこで国土地理院では,地図情報のデータベースとして,これらの問題を解決するために再設計した,電子国土Webシステムで用いられているデータベースと同じ経緯度30秒区画単位・プレインテキスト形式・ファイルベースのシステムを採用した。これにより,低コスト・柔軟・高速かつ電子国土Webシステムや電子国土基本図(オルソ画像)との親和性の高いデータベースを実現している。(著者抄録)