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J-GLOBAL ID：201002254482412330   整理番号：10A1116861

盲腸糞・直腸糞汚染卵の発生機構

著者 (1件)： 奥村純市
資料名： 鶏卵肉情報  (Poultry Magazine Keiranniku Joho)
巻： 40  号： 20  ページ： 60-64  発行年： 2010年10月25日 
JST資料番号： L3548A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニワトリの消化管内健康の保持には飼料に病原菌が常にいないことが重要である。腸管内を酸性側に維持すると腸管内健康が保たれるが,盲腸はpHが高いため,病原菌が生息しやすい。盲腸糞排泄のピークは早朝で,放卵が午前であるため,盲腸糞汚染卵が起きやすい。盲腸内容物は非蛋白質窒素化合物が多く,盲腸内への内因性分泌物により糞は濃色になると考えられる。飼料または病原菌に起因する盲腸機能喪失による水様性盲腸糞は,総排泄腔内やケージ・鶏体を汚染し,盲腸糞汚染卵の発生原因となり得る。ゴマ粕多給は水様性盲腸糞を発生させ,鶏体を介して間接的に鶏卵を汚染する。環境温度または湿度の上昇に伴って見られる産卵鶏の軟便は飲水量増加による多尿であり,直腸糞汚染卵発生の主な原因となると推測される。

シソーラス用語： *ニワトリ ,  *鶏卵 ,  機構 ,  下痢 ,  温度依存性 ,  *飼育管理 ,  盲腸 ,  pH依存性 ,  腸内微生物 ,  油粕 ,  給餌 ,  食餌効果 ,  消化器内容物 ,  食品汚染 ,  排泄 ,  産卵 ,  養鶏
準シソーラス用語： ゴマ粕 ,  腸内細菌 ,  *直腸糞汚染卵 ,  軟便 ,  発生機構 ,  放卵 ,  *盲腸糞汚染卵 ,  盲腸糞排泄

分類 (3件)： 鶏  (FD03020F) ,  飼料一般  (FD07010W) ,  食品の汚染  (FJ01053P)

タイトルに関連する用語 (5件)： 盲腸 ,  糞 ,  直腸 ,  汚染 ,  卵