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J-GLOBAL ID:201002254685153810   整理番号:10A1376295

チェコ共和国,ボヘミア地塊のモルダヌビア帯に存在する含藍晶石エクロジャイトに見られるSr-硫酸塩および共生する鉱物類

Sr-sulphate and associated minerals found from kyanite-bearing eclogite in the Moldanubian Zone of the Bohemian Massif, Czech Republic
著者 (5件):
資料名:
巻: 105  号:ページ: 251-261 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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チェコ共和国,ボヘミア地塊のモルダヌビア帯に存在するNove Dvory橄欖岩に伴った含藍晶石エクロジャイトから,Sr硫酸塩である天青石が新たに発見された。天青石は硬石膏,黄鉄鉱,磁硫鉄鉱および黄銅鉱と密接に共生し,これらの鉱物類は基質中に存在する。そこには細粒化されたオンファス輝石集合体および柘榴石が発達した後のケリファイトが存在する。エクロジャイト中でSrを普通に含む鉱物は緑簾石であると知られているが,当研究対象のエクロジャイトの最高圧力-温度(P-T)条件は,約1050-1150°C,4.5-4.9GPaと見積もられている。そのような非常に高いP-T条件においては,緑簾石は不安定であるはずである。実際に,チェコ共和国のモルダヌビア帯の大部分のエクロジャイトには緑簾石は存在しない。当研究対象試料中の天青石の生成段階および天青石の最高安定限界は判明していないが,沈み込むエクロジャイト中で緑簾石が分解した後のSr含有鉱物は天青石またはその高圧型多形であることを,これらの事実は示している。エクロジャイトが上昇した後の相対的に浅いレベルで当研究対象試料中の天青石が生成した,というのがもう一つの考え方である。この場合,エクロジャイト相の条件下ではオンファス輝石および燐灰石は相当量のSrを含んでいなければならない。もしそうでなければ,天青石の生成のための十分な量のSrを供給するために交代作用を生じさせるようにエクロジャイト中にSrに富んだ流体が浸透する必要がある。オンファス輝石が分解した鉱物である普通輝石および斜長石から主として成るケリファイトおよびシンプレクタイト中で,磁硫鉄鉱の周りに交代生成物としてBaに富んだアルミノ珪酸塩,恐らく重土長石が発見されている。柘榴石の周囲に沿って,またオンファス輝石の後のシンプレクタイトの中に,いくつかの黒雲母粒子が同様に存在している。加えて,オンファス輝石の後のシンプレクタイトの中に,少量の白雲母および角閃石が存在している。これらの発見は,エクロジャイトの分解の過程でSrおよびBaに富んだ溶液による交代作用が発生したことを示し,これらの岩石の超高圧史を示しているのではない。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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変成岩 
引用文献 (46件):

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