抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単相電源を用いて三相誘導電動機と同等の回転磁界を生成できる電動機の実用化は省エネルギー対策としても有効であるが,設計法が確立されておらず,その動作点を定めることができない。本研究では,三相パラメトリックモータとして動作する点に移行する発振電圧確立機構を明確にするために励磁電圧E
1の増減による共振側電圧確立状況及び励磁周波数fに対する共振側周波数の変化に着目して検討を行った。その結果,三相電圧確立の要因として,2系統ある共振側の電圧確立状況と回転方向の関係と共振側電圧の倍周波発振が関係していることを明らかにし,三相電圧確立のためにはこの二つの要因が同時に行われる必要があることを指摘した。