抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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絶縁体のポイド中に発生する部分放電(PD)の変化と劣化の関係解明のため,ポイド中に発生するPDの測定や,PD放電発光の観測などを行ってきた。その結果,PDパターンはポイド中に存在する電気陰性度の高いガス(酸素,水など)に強く影響されること,ポイド表面の劣化やそれに伴う導電性の変化などが,放電箇所に影響を与えていることなどが分った。次いで,ポイド内部の部分放電による絶縁破壊機構解明のため,開放ポイドと密閉ポイドでのPD放電による表面劣化と絶縁破壊の関係を調べた。その結果,開放ポイドでは,PDの集中箇所は時間とともに移動し続け,密閉ポイドでは,PDは1点又は数点に集中し絶縁破壊までの時間は短くなった。これらのことは,劣化生成物へのPDの集中と,PD特性に影響を与える雰囲気ガスの変化により説明され,密閉ポイドの破壊には累積的な効果が寄与する可能性を示した。