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J-GLOBAL ID：201002254784063717   整理番号：10A0060557

カドミウム-フミン酸相互作用,及びカドミウム-フミン酸錯体の走査ストリッピングボルタンメトリーと動的光散乱法によって得た拡散係数からの安定度定数の決定

Study of cadmium-humic interactions and determination of stability constants of cadmium-humate complexes from their diffusion coefficients obtained by scanned stripping voltammetry and dynamic light scattering techniques

著者 (1件)： CHAKRABORTY Parthasarathi (National Inst. of Oceanography (CSIR), 8-44-1/5, Plot No. 94, Chinawaltair, Visakhapatnam, 530003, IND)
資料名： Analytica Chimica Acta  (Analytica Chimica Acta)
巻： 659  号： 1-2  ページ： 137-143  発行年： 2010年02月05日 
JST資料番号： A0394A  ISSN： 0003-2670  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cd-フミン酸錯体の拡散定数は,Cd-フミン酸系中のpHと[Cd]/[フミン酸(HA)]比に依存する。これらの2つの因子は,物質移動とCdの錯体形成速度を主に制御し,環境システム中のCd種の生物学的利用性と毒性に影響する。走査ストリッピングボルタンメトリーと動的光散乱によるCd-フミン酸系の拡散定数の定量は,その系についての良好な理解を与え,その系の他のスペシエーションパラメーターの抽出に非常に有用である。本研究は,Cd²⁺イオンと小さな動的Cd錯体がpH5のCd-HA系中に高度の拡散係数とともに主に存在することを明らかにする。HA分子は,pH5で会合体として存在した。しかし,HA分子はpH6で非会合体として存在し,このpHでは,Cd-フミン酸錯体の形成のために,Cd²⁺イオンと小さなCd錯体の濃度はCd錯体の拡散係数の低下とともに減少した。pHが6から7に高くなるとき,HAの流体力学的半径の一層の減少は観察されなかった。Cd-フミン酸系は,pH7ではその不安定性を部分的に失った。2つの方法によって得た拡散定数のデータを組み合わせてCd-フミン酸錯体の条件安定度定数を計算した。本研究で計算したlogK値は,文献データとよく一致する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *カドミウム ,  *フミン酸 ,  *分子間相互作用 ,  *カドミウム錯体 ,  ストリッピングボルタンメトリー ,  動的光散乱 ,  *拡散係数 ,  *生成定数 ,  pH依存性 ,  スペシエーション

分類 (4件)： 電極過程  (CB07040U) ,  光学スペクトル及び光散乱一般  (BM08050S) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  配位化合物の安定度定数  (CB04030O)

タイトルに関連する用語 (9件)： カドミウム ,  フミン酸 ,  相互作用 ,  錯体 ,  走査 ,  ストリッピングボルタンメトリー ,  動的光散乱法 ,  拡散係数 ,  安定度定数