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J-GLOBAL ID：201002254808197353   整理番号：10A0954519

イギリスにおけるEU環境責任指令の国内法化

著者 (2件)： 常陰武士 (日立総合計画研) ,  大塚直 (早稲田大 大学院法務研究科)
資料名： 季刊環境研究  (環境研究)
号： 158  ページ： 167-175  発行年： 2010年08月20日 
JST資料番号： S0800A  ISSN： 0285-9769  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2009年3月1日,2009年イングランド環境損害(未然防止及び修復)規則が施行された。この規則はEU環境責任指令(2004/35/EC)を国内法として整備したものである。この規則における損害の範囲,未然防止・追加的損害の防止,損害の評価・責任ある操業者の決定,修復措置の内容,措置の実施義務及び費用負担,操業者の異議申し立て,措置請求権,規則案からの変更点,既存法・制度との関連などについて解説した。英国では本規則の対象となる環境媒体について,既存法による一定の保護を受けていたが,本規則の施行により,英国における環境損害を請求する義務が執行行政機関に課された点が重要である。また,執行行政機関の請求なくして,直ちに操業者に未然防止,追加的損害防止措置の義務が課せられることにより,損害発生の迅速な防止を図り得る点は特筆に値する。

シソーラス用語： *英国 ,  欧州連合 ,  損害 ,  環境影響 ,  行政機関 ,  責任 ,  *法規制
準シソーラス用語： *環境損害 ,  国内法 ,  損害防止 ,  環境責任

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： イギリス ,  Eu ,  環境責任 ,  指令