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J-GLOBAL ID：201002254823479144   整理番号：10A0712096

HIV-1インテグラーゼ酵素活性の促進とインテグラーゼ蛋白質由来ペプチドによるcDNAの組込

Stimulation of the HIV-1 Integrase Enzymatic Activity and cDNA Integration by a Peptide Derived from the Integrase Protein

著者 (6件)： LEVIN Aviad (Hebrew Univ. Jerusalem, Jerusalem, ISR) ,  HAYOUKA Zvi (Hebrew Univ. Jerusalem, Jerusalem, ISR) ,  HELFER Markus (German Res. Center for Environmental Health, Neuherberg, DEU) ,  BRACK-WERNER Ruth (German Res. Center for Environmental Health, Neuherberg, DEU) ,  FRIEDLER Assaf (Hebrew Univ. Jerusalem, Jerusalem, ISR) ,  LOYTER Abraham (Hebrew Univ. Jerusalem, Jerusalem, ISR)
資料名： Biopolymers  (Biopolymers)
巻： 93  号： 8  ページ： 740-751  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： C0766A  ISSN： 0006-3525  CODEN： BIPMAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新たな細胞透過性のヒト免疫不全症ウイルス型1(HIV-1)インテグラーゼ(IN)由来のペプチドが,阻害性Rev-IN複合体からRevを除去する能力に加え,in vitroでIN酵素活性を直接活性化することを報告する。INS(IN促進型)と命名したこのペプチドは,INを直接活性化してウイルス感染細胞のcDNAの組込率を高め,ΔRevウイルスによる細胞感染で組込事象促進能力を示した。また,INSのこの促進作用はC末端Lys(INS K¹⁸⁸)の存在に起因しており,LysをGluに置換すると,INSは阻害性ペプチドに変換されることを示した。INSとINS K188EはHIV-1感染細胞に侵入し,それぞれウイルスゲノム組換えの促進と阻害を引き起こした。宿主染色体DNAへのウイルスゲノムの組込は,Rev蛋白質によるIN活性の遮断と,IN蛋白質自身の酵素的性質に起因するINSペプチドによるINの直接的活性化の2つのレベルで調節されることを示した。

シソーラス用語： *インテグラーゼ ,  *HIV1 ,  ウイルスタンパク質 ,  酵素活性化 ,  ウイルス感染 ,  *組込【遺伝】 ,  ウイルス遺伝子 ,  cDNA ,  *ペプチド ,  アミノ酸配列 ,  酵素阻害 ,  ウイルス複製 ,  抗ウイルス作用
準シソーラス用語： HIVインテグラーゼ ,  Rev蛋白質 ,  *細胞透過性ペプチド

分類 (2件)： ウイルスの生化学  (EG04030F) ,  抗ウイルス薬の基礎研究  (GW17040O)

タイトルに関連する用語 (8件)： HIV-1 ,  インテグラーゼ ,  酵素活性 ,  促進 ,  蛋白質 ,  ペプチド ,  cDNA ,  組込