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J-GLOBAL ID：201002254835751885   整理番号：10A0611759

Element-by-Element GPBi-CG法の準三次元有限要素法による地すべり地下水排除工の効果評価

著者 (5件)： 吉松弘行 (川崎地質) ,  大塚政伸 (アイ・エヌ・エー) ,  牧野孝久 (日本工営) ,  山邉康晴 (砂防・地すべり技セ) ,  林一成 (奥山ボーリング)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 47  号： 3  ページ： 161-166  発行年： 2010年05月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 主要な地すべり対策工の一つである地下水排除工の効果を判定するためには,浸透流解析などによって,すべり面での間隙水圧の低下量を評価することが重要である。また,地すべり斜面は不均質であり,帯水層は不連続分布するため,三次元解析が望ましい。著者らは,解析領域の全体要素節点の配列連結を記憶する必要のないElement-by-Element GPBi-CG法の準三次元有限要素法を用いて,地下水排除工の効果を判定するとともに,その解析精度と有用性を検討した。その結果,本法によれば,地下水排除工の効果を高精度で判定できること,不均質特性を反映するためには遺伝アルゴリズムが有用であることなどが明らかになった。

シソーラス用語： *地滑り ,  *地下水位 ,  解析 ,  数値解析 ,  むら ,  *遺伝的アルゴリズム ,  災害対策
準シソーラス用語： 防災対策 ,  *三次元有限要素解析 ,  *浸透流解析 ,  *地滑り対策 ,  不均質

分類 (1件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (12件)：

• 1) 渡 正亮, 小橋澄治 (1987) : 地すべり・斜面崩壊の予知と対策, 山海堂, 260p.
• 2) 河野伊一郎, 西垣誠 (1982) : 有限要素法による広域地下水の準三次元解析, 岡山大学工学部土木教室, Report, No. 82-1, 114p.
• 3) 百田博宣, 佐藤邦明 (1985) : 割れ目地山のトンネル・空洞を対象とした地下水の三次元挙動の解析, 土木学会論文集, No. 364/III-4, pp. 41-50.
• 4) 鈴木 誠, 百田博宣, 神野健二, 長谷川誠 (2001) : 準三次元浸透流解析による地表流出量と空洞湧水量の評価法, 土木学会論文集, No. 667/III-5, pp. 21-31.
• 5) 百田博宣, 藤城康行, 青木謙治, 花村哲也 (1987) : 降雨浸透を考慮した岩盤中の地下水挙動に関する解析的検討, 土木学会論文集, No. 379/III-6, pp. 74-82.

タイトルに関連する用語 (5件)： CG ,  三次元有限要素法 ,  地すべり ,  地下水排除工 ,  評価