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J-GLOBAL ID：201002254855255310   整理番号：10A0864440

全体の初期光褪色プロファイルを用いたFRAPデータの画素ベース解析

Pixel-based analysis of FRAP data with a general initial bleaching profile

著者 (6件)： JONASSON J.K. (Mathematical Sci., Chalmers Univ. Technol. and the Univ. Gothenburg, Goeteborg, SWE) ,  HAGMAN J. (Swedish Inst. for Food and Biotechnology, Goeteborg, SWE) ,  LOREN N. (Swedish Inst. for Food and Biotechnology, Goeteborg, SWE) ,  BERNIN D. (Chalmers Univ. Technol., Goeteborg, SWE) ,  NYDEN M. (Chalmers Univ. Technol., Goeteborg, SWE) ,  RUDEMO M. (Mathematical Sci., Chalmers Univ. Technol. and the Univ. Gothenburg, Goeteborg, SWE)
資料名： Journal of Microscopy  (Journal of Microscopy)
巻： 239  号： 2  ページ： 142-153  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： B0454B  ISSN： 0022-2720  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 医薬品の放出など物質の拡散は多くの産業分野で認められる。これまでに,局所拡散特性測定のために共焦点レーザー顕微鏡を組み合わせた光褪色後蛍光回復法(FRAP)(ガウシアンプロファイル法)が開発されている。本報では,この方法を局所ではなく全体の拡散特性解析に用いることが出来る方法(モノトーンプロファイル法)を開発したので紹介する。初期光褪色後プロファイルを褪色中心からの距離の非減少関数と仮定することで,測定範囲を全体に広げることが可能になった。イメージノイズの統計学的分布は正規分布ではなくポアソン分布と仮定した。この両プロファイル法を高吸水性樹脂(SAP)の膨潤に関するFRAPデータに適用したところ,初期褪色プロファイルは低度膨潤での階段関数に近似し,高度膨潤ではガウシアンプロファイルに近似していた。ここで得られた結果はNMRで得た拡散データを支持していた。以上のことからこの新方法はあらゆるタイプの初期プロファイルを正確に推定できることが分かった。

シソーラス用語： *共焦点レーザ顕微鏡 ,  *蛍光分析 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  拡散 ,  Poisson分布 ,  正規分布 ,  *最尤法 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： FRAP【蛍光分析】 ,  *光退色後蛍光回復

分類 (1件)： 生体の顕微鏡観察法  (EA03050C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 初期 ,  褪色 ,  プロファイル ,  FRAP ,  画素 ,  解析