低と高移動度<sup>1</sup>Hの時間領域核磁気共鳴によって調べた歯科用セメント水和間のナノポア構造の発展

GOMBIA Mirko; BORTOLOTTI Villiam; DE CARLO Boris; MONGIORGI Romano; ZANNA Silvano; FANTAZZINI Paola

文献

J-GLOBAL ID：201002254863501479 整理番号：10A0301924

低と高移動度¹Hの時間領域核磁気共鳴によって調べた歯科用セメント水和間のナノポア構造の発展

Nanopore Structure Buildup during Endodontic Cement Hydration Studied by Time-Domain Nuclear Magnetic Resonance of Lower and Higher Mobility ¹H

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資料名：
巻： 114 号： 5 ページ： 1767-1774 発行年： 2010年02月11日
JST資料番号： W0921A ISSN： 1520-6106 CODEN： JPCBFK 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

セメントの水和は顕著な耐圧縮抵抗をもつ微小ナノポーラス材料の生成を導く化学-物理過程の複雑列からなる。初期反応からh~dに至る期間の水和間に歯科用セメントペーストの変化を監視し,モデル化するため,時間領域¹H NMRを使用した。歯科用セメントは保存療法用に広い臨床応用を有している。試料中¹Hを各々の誘起減衰にあてはめることによって二種類の主要スピン群に分割した。方法は準Gauss(低移動度核からの信号)と指数関数(高移動度核からの信号)の和によって可変パルス間遅延を用いて逆回復パルス列の第二パルス後データを取得した。二種類のスピン群から信号をゼロ時間に外挿することは準連続縦緩和T₁分布を与えるため解析される二組の逆回復データを与えた。約1d後,二種類の明確な固体成分が現れる。1d~数dでは,三種類の液体占有が同定され,それらの一成分は主に低移動度スピン群であり,それらは遅れて併合して単一T₁または横緩和T₂ピークを与える。液体を犠牲にした固体成分の高速開始と成分すべての緩和時間分布の高速変化は反応生成物構成(ケイ酸カルシウム水和物(C-S-H)ゲルとポルトランダイト)及C-S-H微小ナノポーラス構造進展と進化の量と速度論の明確指標である。水和30dで,非常に短いT₁とT₂液体成分をC-S-H層内水(nm画分の桁の厚さ)と残留液体の層間水(1nm桁の厚さ)への信号に割付けることができた。汎用の歯科用セメントペーストと添加物が水和過程を高速化し,作業性を増す二種類の最新市販ペースト間で比較を行った。30dに至るまでに形成される細孔空間の異なる速度論とナノ構造を特性化するためパラメータを抽出できた。パラメータは添加物の予想効果と一致し,最新ペーストの治療性能を改良するためパラメータが最新ペーストとの処方を最適化するため使用できた。

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塩 , 歯科材料 , その他の無機化合物のNMR

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低と高移動度1Hの時間領域核磁気共鳴によって調べた歯科用セメント水和間のナノポア構造の発展

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