抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ユビキタス時代の到来をひかえ増々高速の通信手段が望まれている。その中でフォトニック結晶を利用した非線形光学材料も大きく注目を集めている。特に,オパールやモルフォ蝶の羽などの構造を模倣した材料を自己組織的に作製する技術に期待が寄せられている。これらの材料として高分子ブロックポリマー,高分子液晶やコロイド結晶などが精力的に研究されている。その特徴はいずれも自発的に高秩序性を有する周期構造を形成することにあり,その構造の形成メカニズムや制御方法を理解することは高度に光の伝播を制御するうえで重要である。我々は最近,超高分子量ブロックポリマーの準希薄溶液中において波長可変性を有するなど高度にチューナブルなフォトニック結晶の創製に成功した。本稿では,その構造形成のメカニズムと波長可変性などの高チューナビリティについて解説する。(著者抄録)