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J-GLOBAL ID:201002254913877882   整理番号:10A0902547

3種のシロイヌナズナの脂肪酸アシル補酵素Aレダクターゼ,FAR1およびFAR4,FAR5はコルク質の沈着と関連する第一級脂肪アルコールを生み出す

Three Arabidopsis Fatty Acyl-Coenzyme A Reductases, FAR1, FAR4, and FAR5, Generate Primary Fatty Alcohols Associated with Suberin Deposition
著者 (11件):
資料名:
巻: 153  号:ページ: 1539-1554  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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コルク質は防御性の疎水性バリアであり,フェノール類やグリセロール,C18:0-C22:0第一級脂肪アルコールを含む様々な脂肪酸誘導体から成っている。本研究では,シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)に存在するアルコール-形成脂肪酸アシル-補酵素Aレダクターゼ(FAR)をコードする8つ遺伝子について検討を加えた。プロモーターの下流にβグルクロニダーゼをつなげた形質転換植物の解析から,FAR1(At5g22500)およびFAR4(At3g44540),FAR5(At3g44550)はコルク質の蓄積する根の内胚葉細胞で発現しており,傷害ストレスや塩ストレスによって転写が誘導されることが示された。FAR1およびFAR4,FAR5の変異体の解析から,根や種皮のコルク質構成はそれぞれのfar変異体で変化しており,特にC18:0-OHはfar1-1変異体で減少していることが明らかとなった。野生型では葉を傷つけるとC18:0-OHやC22:0-OH第一級アルコールの量が上昇するのに対して,far5-1変異体やfar1-1変異体ではそうした上昇は見られないことが示された。酵母でFAR1やFAR4,FAR5を発現したところ,C18:0からC24:0の範囲でそれぞれ異なる鎖長特異性をもっているものの重なりあうようなアルコール形成FARとして機能することが明らかとなった。本研究から,シロイヌナズナのFAR1やFAR4,FAR5は根および種皮,傷害をうけた葉で脂質アルコールを生み出すことが明らかとなった。
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  生物学的機能 

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