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J-GLOBAL ID:201002254914041567   整理番号:10A0469390

メタンの高圧酸化的改質用K-Ni/α-Al2O3触媒のCO選択性に及ぼすフラクタル次元の効果

Effect of Fractal Dimension on CO Selectivity of K-Ni/α-Al2O3 Catalyst for High Pressure Oxidative Reforming of Methane
著者 (7件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 191-198  発行年: 2010年05月01日 
JST資料番号: F0042A  ISSN: 1346-8804  CODEN: JJPIAP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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メタンの高圧酸化的改質において,完全酸化で生じるCO2を抑制して高いCO選択性を達成するためにK-Ni/α-Al2O3触媒の調製条件を最適化した。調製条件のうち重要と考えられるγ-Al2O3の焼成温度,NiO,Kの担持量を最適化操作の対象因子とした。各因子に3水準を割り当て,L9直交表を用いる実験計画法により調製条件を決定した。触媒は含浸法でNiを先に担持し,逐次的にKを担持した。L9触媒の活性は1MPa,650°Cで測定した。このL9触媒の実験結果から得られる調製条件とCO選択率の関係をラジアル基底関数ネットワーク(RBFN)を用いて解析することで,触媒のCO選択率が触媒調製条件の関数として表現された。RBFN上で最高CO選択率を与える調製条件を,あらゆる調製条件の組合せを用いてグリッドサーチした結果,1195°C焼成後のα-Al2O3に13wt%K-14wt%NiOを担持した触媒が最適と推定された。L9触媒における表面NiOの分布状態を,EPMAで観察したNi分布のフラクタル次元を用いて定量化し,またXRDならびにBET表面積を測定した。CO選択率と同様に,フラクタル次元,NiO結晶パラメーター,表面積各々と触媒調製条件との間の関係をRBFNにより決定し,調製条件のグリッドに対する各々の値を推定した。これらのグリッドデータの間の関係を多変量解析で解析した結果,CO選択率はフラクタル次元とNiO結晶パラメーターの線形結合により表現できることが示された。さらに,多変量解析によりフラクタル次元がNiO結晶の回折角の一次式で表現されること,この回折角にはK担持量の影響が大きいことが示された。以上より,K添加がNiO結晶にゆがみを与え,これによってNiOの分布状態が変化し,最終的にCO選択率に影響している可能性が示唆された。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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触媒操作  ,  ガス化,ガス化プラント 
物質索引 (1件):
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引用文献 (17件):
  • 1) Pena, M. A., Gomez, J. P., Fierro, J. L.G., Appl. Catal. A: General, 144, 7 (1996).
  • 2) Prettre, M., Eichner, C., Perrin, M., Trans. Faraday Soc., 42, 335 (1946).
  • 3) Lemonidou, A. A., Stambouli, A. E., Tjatjopoulos, G. J., Vasalos, I. A., Catal. Lett., 43, 235 (1997).
  • 4) Jun, J. H., Lim, T. H., Nam, S.-W., Hong, S.-A., Yoon, K. J., Appl. Catal. A: General, 312, 27 (2006).
  • 5) Li, C., Yu, C., Shen, S., Catal. Lett., 67, 139 (2000).
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