抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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新しい独立共同体国家間規格GOST 31108-2003の発効により,セメント製品の品目名が広がり,一部セメントでは添加物種,その複合組成中含有量,補助成分(無機鉱化剤)により,燃料-エネルギー経費の低減とセメント生産量の増加が付随した。ただし,生産者には技術的規則と製品品目の最適化(強度,生産費),需要者には新種セメントのコンクリート組成の選択と品質評価の問題がある。ここでは,≪ZhKSM(ジュグレフスク建設用耐火材料コンビナート)≫社の多成分セメントの品目最適化と合理的使用の推奨による生産量増加の合目的性と可能性を評価した。実験室条件下で調製した同規格適合セメント試料の組成(クリンカ,石膏,泥灰土,スライム),摩砕微細度,圧縮強度など物理-機械的性質,ボールミル法摩砕による粒度組成を示した。他成分セメント摩砕時間25~35分における物理-機械的指標を評価し,粉砕率の成分(泥灰土,スライム)組成依存性および圧縮強度のスライム含有率依存性を検討した。同規格条件に適合する物理-機械的指標をもつセメント組成から,最大鉱物添加物含有率と摩砕時間を選択し,コンクリート製造における検定と最終評価に推奨した。
