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J-GLOBAL ID：201002254971815838   整理番号：10A0167844

様々な保護剤に依存する金ナノ粒子生成過程の比較研究

Comparative Investigation of Au Nano-Particle Formation Process Dependent upon Various Protective Agents

著者 (5件)： EITOKU Takeshi (Chuo Univ., Tokyo, JPN) ,  TANIGUCHI Kazuya (Chuo Univ., Tokyo, JPN) ,  NAKAZATO Yuta (Chuo Univ., Tokyo, JPN) ,  ONO Shunichi (Chuo Univ., Tokyo, JPN) ,  KATAYAMA Kenji (Chuo Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Optical Review  (Optical Review)
巻： 17  号： 1  ページ： 5-9  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： L2272A  ISSN： 1340-6000  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近視野ヘテロダイン過渡格子法により金ナノ粒子の生成過程を検討した。保護剤がない場合,H[AuICl2]の拡散がH[AuIIICl4]の光還元の後に観測されたが,ナノ粒子種の拡散は観測されなかった。一方,保護剤の存在下では,複合分子(Auと保護剤)とナノ粒子種の拡散を観測できた。これらの結果から,ナノ粒子形成のためには,錯体の量が十分あることが重要であると判明した。保護剤として四つの化学品を用いて生成過程を検討した。ポリ(ビニルピロリドン)とTriton X-100溶液で生成したナノ粒子種の流体力学半径は,Tween20とBrij58の溶液で生成した種よりも大きかった。前者は,親水性鎖が二つある分子構造であり,後者は,疎水性アルキル鎖が二つある分子構造であった。それらの事実に基づいて,複合分子鎖間の相互作用がナノ粒子生成過程で重要な役割を果たすと結論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  *粒子生成 ,  *保護剤 ,  流体力学的半径 ,  スペクトロスコピー ,  分子構造 ,  相互作用 ,  疎水性 ,  親水性 ,  光還元 ,  分子鎖 ,  近接場 ,  液体内拡散 ,  ポリビニルピロリドン ,  *金ナノ粒子
準シソーラス用語： 過渡格子法 ,  比較研究 ,  粒子形成

分類 (2件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

引用文献 (23件)：

• PRASAD, B. L. V. J. Am. Chem. Soc. 2003, 125, 10488
• CHAICHAROENWIMOLKUL, L. Tetrahedron Lett. 2008, 49, 7299
• PARK, J. H. Chem. Mater. 2004, 16, 688
• LI, H. X. Anal. Chem. 2004, 76, 5414
• SAU, T. K. J. Nanopart. Res. 2001, 3, 257

タイトルに関連する用語 (4件)： 保護剤 ,  金ナノ粒子 ,  過程 ,  研究