抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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将来の原子力発電の一つである高速増殖炉(FBR)の特徴を紹介し,現在の軽水炉中心の体系からFBR体系への移行シナリオおよびその開発シナリオを紹介した。電力供給の一つのオプションである原子力発電に触れた後,ウラン資源の可採年数は石油や天然ガスより若干長い100年程度であり,これに対してFBRサイクルの実用化により天然ウランの利用効率を実質的に増やすことが可能となる。原子力の代表的な導入シナリオを,世界の原子力シナリオ,国内の原子力シナリオ,原子力の経済性,として述べ,国内のFBR開発体制,国際協調体制を述べた。原子力発電はその特徴からCO
2の削減に貢献できる。先進的なシステムであるFBRサイクルの実現により,大幅な資源有効利用が可能となり,持続可能な社会の実現にも貢献する。