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J-GLOBAL ID:201002255058902544   整理番号:10A1095024

IL2はそれのプレ集合受容体コアの配座転移を誘導し,その後この受容体は脂質ラフトにおいて移動し,細胞骨格網に結合する

IL-2 Induces Conformational Changes in Its Preassembled Receptor Core, Which Then Migrates in Lipid Raft and Binds to the Cytoskeleton Meshwork
著者 (6件):
資料名:
巻: 403  号:ページ: 671-692  発行年: 2010年11月12日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インターロイキン(IL)2はそれの可溶性受容体フラグメント(sIL2R)の逐次集合を(最初にsIL2α,二番目にsIL2β及び最後にsγcにより)明確にin vitro開始するが,活発なリンパ球の表面での全長サブユニット(IL2R)の集合メカニズムは解明されていない。ここに,生来のIL2Rβ及びγCはIL2の非存在下で及び1:1の化学量論で活発なヒト白血病T細胞(Kit225細胞系)の表面で自発的に集合することを蛍光相互相関分光法により示した。膜埋込IL2Rβ/γC複合体の解離定数をin situ測定した。細胞質C末端延長部のような緑色蛍光蛋白質誘導体を用いたさまざまな鎖長受容体鎖構築の組合せペア間について,トランスフェクトCOS7細胞の共焦点顕微鏡法により解析したFoerster蛍光共鳴エネルギー移動により,IL2Rβ:ECFP及びγc:EYFPは,これらの細胞外ドメインを通して相互に結合すること及びIL2結合はこれらの膜貫通ドメインを30Å近接にもたらすことを示した。これらの知見により,IL2Rβ/γCヘテロ二量体は機能すること及びJanusキナーゼ(Jak)1及びJak3を保持するこれらの細胞質ドメインは引き寄せられ,サイトカイン結合に鎖結合し,シグナル伝達を誘導することを示した。IL2結合はJak1/Jak3リン酸化を促進する膜ナノドメインにおいてIL2/IL2R複合体を安定化した。次いで,この複合体は受容体拡散を遅延し,STAT5リン酸化を促進する細胞骨格と相互作用した。界面活性剤耐性膜ナノドメインにおけるTriton溶解細胞からのIL2活性化受容体のスクロース勾配超遠心による分離により,脂質ラフトでのこれらの存在を認めた。細胞質処理細胞からのIL2活性化受容体の遊離及びアクチン/チューブリンのIL2誘導動員により,この活性化受容体は細胞骨格と相互作用することを確認した。IL2Rα(IL2Rβ/γC受容体コアにIL2への高親和性をもたらす第三の鎖)は細胞表面で高度に発現し,Kit225細胞の表面の膜ミクロドメインにおいて主にクラスターを形成したが,存在する2~3の遊離IL2Rαは最後にIL2/IL2Rβ/γC複合体に結合し,シグナル増幅を促進する作用延長のためにそれの結合部位にIL2を固定した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫反応一般  ,  細胞膜の受容体 

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