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J-GLOBAL ID:201002255082489828   整理番号:10A0855775

G-Cに富むパリンドローム構造モチーフ及び一本鎖プリンの伸長は,Manson-Pfizerサルウイルス(MPMV)ゲノムRNAの最適パッケージングに必要である

A G-C-Rich Palindromic Structural Motif and a Stretch of Single-Stranded Purines Are Required for Optimal Packaging of Mason-Pfizer Monkey Virus (MPMV) Genomic RNA
著者 (7件):
資料名:
巻: 401  号:ページ: 996-1014  発行年: 2010年09月03日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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レトロウイルスRNAパッケージング時に,ゲノムRNAの二つのコピーは出芽ウイルス粒子において優先的にパッケージされ,一方,スブライスウイルスRNA及び細胞RNAはこの過程の間に排除される。レトロウイルスRNAパッケージングに対する特異性は,ときどきGag配列に伸長するウイルスゲノムの5′末端での配列に依存する。Manson-Pfizerサルウイルス(MPMV)が5′非翻訳領域(UTR)及びGag内にパッケージング配列を含むことは初期に示唆されていた。これらの研究はまた,UTRに位置するMPMVのパッケージング決定因子が二連であり,主要スブライスドナーの上流及び下流の両方の二つの領域に分けられることを示唆していた。しかしながら,これらのUTR内の不連続領域の正確な境界,及びこれらの分かれた配列間の介在配列のMPMVパッケージングに対する役割は,研究されてこなかった。遺伝学的及び構造的予測解析の組合せを利用して,プライマー結合部位の直ぐ下流の領域「A」が50ntから成り,一方,領域「B」がUTRの最後の23ntからなり,また,これらの二つの不連続領域間の介在55ntがMPMV RNAパッケージングに対して寄与しないことを示した。加えて,構造モチーフに折畳まれると予測され,最適のMPMV RNAパッケージングに必須である領域A内の14ntのG-Cに富むパリンドローム配列(100%の自己相補性を持つ)を同定した。さらに,UTR内に一本鎖プリン(ssPurine)の伸長をも同定し,これらのssPurineの8ntが領域Bにおいて複製された。ssPurineとして再折畳まれると予測した時,領域Bにおける天然ssPurineあるいはその反復はRNAパッケージングに必須であることが示されており,恐らく潜在的ヌクレオカプシド結合部位として機能した。この研究からの発見は,RNAカプシド形成過程を含むMPMV複製に関与する段階の理解を深めると思われる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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ウイルスの生理一般 

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