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J-GLOBAL ID：201002255177357600   整理番号：10A0831783

一本鎖DNAにおけるヒトDmc1蛋白質の螺旋フィラメント:訓話

Helical Filaments of Human Dmc1 Protein on Single-Stranded DNA: A Cautionary Tale

著者 (2件)： YU Xiong (Dep. of Biochemistry and Molecular Genetics, Box 800733, Univ. of Virginia, Charlottesville, VA 22908-0733, USA) ,  EGELMAN Edward H. (Dep. of Biochemistry and Molecular Genetics, Box 800733, Univ. of Virginia, Charlottesville, VA 22908-0733, USA)
資料名： Journal of Molecular Biology  (Journal of Molecular Biology)
巻： 401  号： 3  ページ： 544-551  発行年： 2010年08月20日 
JST資料番号： D0124B  ISSN： 0022-2836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： RecA/Rad51/RadAファミリーの蛋白質は,遺伝的相同組換の一部として鎖交換反応を触媒するDNAに核蛋白質フィラメントを形成する。DNA修復,遺伝的多様性の形成及びこの系が機能しなくなるまたは適切に調節されない時の癌の多くの側面へのこの系の重要性ゆえに,これらのフィラメントは多くの生化学的/物理学的研究の目的であった。近年の論文により,細菌RecA及びヒトRad51の減数分裂同族体のヒトDmc1蛋白質は,螺旋1回あたり約6.4サブユニットを持つ二本鎖DNAに形成されるフィラメントに対照的に螺旋1回あたり約9サブユニットを持つ一本鎖DNAにフィラメントを形成すること及びDNA架橋の化学量論はこれらの2つのフィラメント間で異なることを論じた。透過型走査電子顕微鏡法を用いて,一本鎖DNAに形性されたDmc1フィラメントは,螺旋1回あたり約6.4サブユニットから予想されるユニット長当たりの質量を保持することを示した。さらに,螺旋対称性測定の不明確さは,いかに間違った結論を形成し,時にはなぜ生化学,金属シャードーイングまたは透過型走査電子顕微鏡法のような他の技法を使用して,これらの不明確さを解決するかについて示した。EM画像による螺旋フィラメントの三次元再構成は優れたツールであるが,おそらく限定的解決により存在する本質的不明確さは十分に評価されなかった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 一本鎖DNA ,  ヒト ,  減数分裂 ,  *タンパク質 ,  DNA【核酸】 ,  架橋【高分子】 ,  化学量論 ,  電子顕微鏡観察 ,  サブユニット ,  ヘリックス構造 ,  立体画像 ,  画像再構成 ,  *DNA結合タンパク質
準シソーラス用語： 3次元画像再構成 ,  *Dmc1蛋白質 ,  三次元画像 ,  透過型走査電子顕微鏡法 ,  *一本鎖DNA結合蛋白質 ,  二本鎖DNA

分類 (3件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  動物の生化学  (EJ01050P)

タイトルに関連する用語 (5件)： 一本鎖DNA ,  ヒト ,  Dmc1蛋白質 ,  螺旋 ,  フィラメント