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J-GLOBAL ID：201002255268657119   整理番号：10A0715242

(p)ppGppと薬剤耐性

(p)ppGpp and drug resistance

著者 (3件)： WU Jun (Southwest Univ., Chongqing, CHN) ,  LONG Quanxin (Southwest Univ., Chongqing, CHN) ,  XIE Jianping (Southwest Univ., Chongqing, CHN)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 224  号： 2  ページ： 300-304  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌が極限環境に急速に適応することは生存にとって重要であり,その適応の1つは,飢餓やストレス時の生存を可能にする緊縮応答である。緊縮応答時における細菌は,欠乏した栄養素を効率よく利用するために代謝を遅くする。細菌の緊縮応答時の特徴として,グアノシン3’,5’-ビスピロホスファート((p)ppGpp)の生成や蓄積が知られている。また,蓄積した(p)ppGppは,病原体毒性の誘導を含む多重効果を誘発する。本稿では,最近明らかになってきた(p)ppGppと薬剤耐性について概説した。(p)ppGppと抗生物質耐性として,まず(p)ppGppとポリペプチド系抗生物質について,1)ミクロシンJ25,2)(p)ppGppとMccJ25への耐性,3)(p)ppGppと薬剤耐性との間の橋としてのRNAP,4)バンコマイシン,及び5)(p)ppGppとバンコマイシンへの耐性について述べた。次に,(p)ppGppとβ-ラクタム抗生物質について,1)β-ラクタム抗生物質と良く確立された耐性機構,2)(p)ppGppとペニシリンに対する耐性,3)(p)ppGppとアムジノシリンに対する耐性について述べた。

シソーラス用語： 細胞生理 ,  ストレス ,  *薬物耐性 ,  ペプチド系抗生物質 ,  機構 ,  ペニシリン類 ,  ラクタム ,  *グアニンヌクレオチド ,  アミノ糖 ,  シクロペプチド ,  芳香族塩素化合物 ,  オリゴペプチド ,  多価フェノール ,  二糖類 ,  架橋化合物 ,  ピラノシド ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸 ,  硫黄複素環化合物
準シソーラス用語： 緊縮応答 ,  薬物耐性機構 ,  β-ラクタム

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB04020F) ,  微生物生理一般  (EG03051L) ,  病原体に作用する抗生物質の基礎研究  (GX05020C)

物質索引 (5件)： ppGpp ,  pppGpp ,  ミクロシンJ25 ,  バンコマイシン ,  アムジノシリン

タイトルに関連する用語 (2件)： ppGpp ,  薬剤耐性