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J-GLOBAL ID：201002255380879388   整理番号：10A0763935

Hadfieldオーステナイトマンガン鋼の靭性に及ぼす炭化物再析出の効果

Effect of Carbide Re-Precipitation on the Toughness of Hadfield Austenitic Manganese Steel

著者 (4件)： SANTOS N.L. (Metso Minerals, BRA) ,  TODOROV D. (Metso Minerals, BRA) ,  CAVALCANTI A.H. (Inst. Technological Res.-IPT, Sao Paulo, BRA) ,  FUOCO R. (Inst. Technological Res.-IPT, Sao Paulo, BRA)
資料名： Transactions of the American Foundry Society  (Transactions of the American Foundry Society)
巻： 118  ページ： 397-412  発行年： 2010年 
JST資料番号： E0261A  CODEN： TAFOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Hadfieldオーステナイトマンガン鋼の特性は最終熱処理条件に強く影響を受けるが,大型厚肉製品(>150mm)ではその制御が難しい。この問題を理解するために,大型鋳造品について等温熱処理を行ない,その金属組織観察を行なった。オーステナイトマンガン鋼(Fe-1.05C-12.12Mn-1.35Cr-0.045Mo-0.038Ni)をサンプルとし,階段状鋳物を鋳造し,その後二通りのタイプの熱処理を実施した。一つは結晶粒界炭化物再析出条件を見出すための異なる温度での等温熱処理およびもう一つは,初めの実験で決定した温度での異なる保持時間での熱処理であった。最初の実験から加熱温度を750°Cに設定し,後段の実験を行なった。金属組織観察と共に衝撃値評価を実施した。これらの実験から,750°Cでの長時間の熱処理は結晶粒界に沿った炭化物のネットワーク形成をもたらし,これは,靭性を著しく低下させることが明らかとなった。

シソーラス用語： *高合金鋼 ,  *耐摩耗鋼 ,  厚肉鋳物 ,  *靱性 ,  *炭化物 ,  加熱温度 ,  保持時間 ,  *粒界析出
準シソーラス用語： *ハッドフィールドマンガン鋼

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  金属材料  (HC04020L)

タイトルに関連する用語 (5件)： オーステナイト ,  マンガン鋼 ,  靭性 ,  炭化物 ,  析出