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J-GLOBAL ID:201002255407270925   整理番号:10A1036663

省エネで活性化する中小企業 老舗旅館の省エネルギーを成功に導いた意識改革と島根県「省エネ診断制度」

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巻: 62  号: 10  ページ: 35-39  発行年: 2010年09月30日 
JST資料番号: F0218A  ISSN: 0387-1819  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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玉造温泉老舗旅館住翠苑皆美の消費エネルギーは,A重油,電気を合わせ,年間46,211GJ,CO2排出量2,312tの規模であり,そこコストについても無視できない状況があった。社内のQCサークル活動(省エネチーム)を通じて省エネに取り組み,徹底的な意識改革に努めた結果,未利用時の消灯,トイレの節水などの真摯な取り組みが広がり,エネルギーコストが大幅(約10%)に削減された。しかし,その活動も限界に至ると,外部の力を借りることとし,島根県「省エネ診断制度」による省エネ診断を平成19年11月に受診した。島根県は,平成19年度から「ECOアドバイザー」と呼ぶ専門家を派遣し,無料で省エネ支援をする省エネ診断活動は,3年間で診断件数が67件にのぼり,幅広い支持を得ている。住翠苑皆美は1日の給湯量はかなり膨大なものとなり,エコキュートのみの運転では湯量不足が懸念されていたため,ボイラとエコキュートを組み合わせた「ハイブリッドシステム」を採用することになった。具体的には,給湯需要をヒートポンプ(HP)と温水ボイラで行う。HPの稼働率を100%とし,貯湯槽の残り具合を勘案しながらボイラを稼働させる。夜間のHPをフル稼働させることと,無駄なお湯を如何に作らないかが省エネのポイントとなる。また放熱ロスの多い低効率蒸気ボイラを温水ボイラに更新し,老朽化が進んでいる空調機をトップランナー機に更新した。給湯方式の変更で電気の使用は大きくなったが,デマンド管理により最大電力の抑制を徹底している。1年間の運用実績は,CO2排出削減量の当初目標(510t)に届かない470tであったが,目標エネルギー削減コストは年間1,100万円に対して1,200万円と上回り,ほぼ狙い通りの成果が得られた。
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分類 (1件):
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エネルギー消費・省エネルギー 

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