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J-GLOBAL ID：201002255416766500   整理番号：10A0701408

離散時間結合カオス回転体における種々の同期現象

Various Synchronization Phenomena in Discrete-Time Coupled Chaotic Rotors

著者 (3件)： MORINO Kai (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HORITA Takehiko (Osaka Prefecture Univ., Sakai, JPN) ,  MIYAZAKI Syuji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Progress of Theoretical Physics  (Progress of Theoretical Physics)
巻： 123  号： 6  ページ： 923-939  発行年： 2010年06月25日 
JST資料番号： G0499A  ISSN： 0033-068X  CODEN： PTPKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 離散時間結合カオス回転体における様々な同期現象を調べた。単方向及び双方向結合に対して,カオス位相同期(CPS)の様々な力学系とそれらのLyapunovスペクトルとの関係を明らかにした。単方向結合の場合の結合素子の小さい正の最大Lyapunov指数の場合,CPSが観測される結合強度は一般化同期(GS)が観測される結合強度とほとんど一致する。他方,大きな正の最大Lyapunov指数の場合,CPS転移点での結合強度はGS転移点より非常に小さい。大偏差解析により位相差の統計的性質を解析的及び数値的に調べた。大正準形式に基づきゆらぎスペクトルを理論的に導出してそれを数値結果と比較した。これらは理論的推定と一致し,大偏差は中心極限定理が適用できない領域の外で検出される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *カオス ,  *力学系 ,  *位相同期 ,  Lyapunov関数 ,  離散時間系 ,  標準偏差 ,  統計集団 ,  中心極限定理 ,  確率密度関数 ,  Poincare写像 ,  位相シフト
準シソーラス用語： カオス位相同期 ,  一般化同期 ,  大偏差原理 ,  同期現象

分類 (1件)： 数理物理学  (BA03000W)

引用文献 (18件)：

• PIKOVSKY, A. Synchronization : A universal concept in non-linear sciences. 2001
• SUETANI, H. Phys. Rev. E. 1999, 60, 422
• HORITA, T. Phys. Rev. E. 2002, 65, 056217
• HATA, H. Phys. Rev. E. 1997, 55, 5311
• MIYAZAKI, S. Phys. Rev. E. 1998, 58, 7172

タイトルに関連する用語 (3件)： カオス ,  回転体 ,  同期現象