抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ここでは,SiemensとFirst TransPennine Express(FTPE)が実施している,FTPEの185系DMU(気動車)に対するエネルギー節約プログラムについて述べた。2007年に,Siemensは,基本レベルの列車ベース改修’Eco-Mode’を185系DMUフリートに導入した。気動車が6分以上停車する場合のエンジン自動停止などの単純な処置に加え,Eco-Modeは所要出力が小さい路線走行時にエンジン3台中の1台を自動停止する。運転室にはTMSによるEco-Mode運転状況表示ディスプレイを設けている。本システムの導入により,製造時ベンチマーク燃費の7%低減をもたらした。それ以来,Eco-Modeをさらに改良し,運転士の技量が燃料消費量への大きい影響を持つことに気づき,FTPEは,運転士に省燃費運転技術によりEco-Modeを使うようあおる一連のイニシアチブを導入した。これらは燃料消費量とCO
2排出減少での明確な利点をもたらした。2010年には報奨金の導入など本イニシアチブをさらに進めている。本プログラムは,最良の場合燃料消費量12%以上節減など大きな成果を生み出している。