抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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土木・建築構造物は,自然環境のもとで供用期間中に地震荷重や風荷重などによって被害を受け,時には倒壊する。また,材料特性のばらつきや劣化などで耐荷力も不確定要因をもち,ある程度の安全性余裕を考慮しなければ破壊することも起こる。このような背景から,種々の不確定性を合理的かつ定量的に取り扱える信頼性工学が構造物の安全性評価に適用されるようになってきた。欧米では1980年代から確率論に基づく限界状態設計法である信頼性設計法が各種設計基準に取り入れられるようになってきた。さらに,1990年代から北米を中心に構造設計を性能で記述しようとする性能設計が主流になり,日本でも現在,設計基準の改定作業が行われている。このような背景から,本文では構造物の信頼性設計法を説明し,港湾構造物の設計基準への適用事例について紹介する。(著者抄録)