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J-GLOBAL ID：201002255550045240   整理番号：10A0378966

Beckmann反応における動力学的経路分岐 観測と含意

Dynamic path bifurcation for the Beckmann reaction: observation and implication

著者 (4件)： YAMATAKA Hiroshi (Rikkyo Univ., Tokyo, JPN) ,  SATO Makoto (Rikkyo Univ., Tokyo, JPN) ,  HASEGAWA Hiroto (Rikkyo Univ., Tokyo, JPN) ,  AMMAL Salai C. (Rikkyo Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 145  ページ： 327-340  発行年： 2010年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Beckmann反応における動力学的経路分岐を研究した。水性溶媒中での1置換-フェニル-2-プロパノン及び3置換-フェニル-2-ブタノンオキシム誘導体化反応では転位生成物及びフラグメンテーション生成物が生成し,その比率は置換基に依存した。1-フェニル-2-プロパノンオキシム反応の遷移状態最適化及び固有反応座標(IRC)計算は各置換化合物に単一遷移状態が存在することを示した。Ab initio動力学シミュレーションから置換基の電子供与性が増大するとIRC経路は転位からフラグメンテーションに変化することが分かった。従来の遷移状態理論に基づく反応性-選択性が必ずしも周知の有機反応に適用できるわけではないことを示した。

シソーラス用語： *Beckmann転位 ,  反応経路 ,  枝分れ ,  *分子動力学 ,  *ab initio MO法 ,  反応座標 ,  遷移状態理論 ,  最適化 ,  置換基効果 ,  ドナー ,  反応性 ,  選択性 ,  分解反応 ,  オキシム ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  改変

分類 (2件)： 転位反応,異性化  (CF02070E) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (1件)： 1-フェニル-2-プロパノンオキシム

タイトルに関連する用語 (5件)： 動力学 ,  経路 ,  分岐 ,  観測 ,  含意