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J-GLOBAL ID:201002255578430645   整理番号:10A0849898

二光子蛍光分光法を用いたリン配位子の画像化: 合理的触媒固定化を目指して

Phosphorus Ligand Imaging with Two-Photon Fluorescence Spectroscopy: Towards Rational Catalyst Immobilization
著者 (6件):
資料名:
巻: 49  号: 32  ページ: 5480-5484  発行年: 2010年 
JST資料番号: H0127B  ISSN: 1433-7851  CODEN: ACIEAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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二光子蛍光分光法は励起光として生体媒質による吸収が少ない近赤外光を利用することができる。本研究ではキサントホスの1つであるニキサントホス(1a)のN-官能化化合物(2a)をガラスカバースリップまたは活性化シリカ上に固定し,二光子蛍光顕微鏡観測により2aの固定化挙動と触媒特性を観測した。配位子1aは280nmに強い吸収と340nmに弱い吸収を有し,360nm(二光子吸収では720nm)励起により強い蛍光(極大蛍光波長428nm,量子収率=0.33,寿命1.4ns)を示した。N-官能基としてトリメトキシシラン基を導入すると,2aはガラスあるいはシリカ表面に共有結合的に固定され,二光子蛍光顕微鏡により明るい点として観測することができた(方法A)。配位子2aは溶液中でクラスタとして存在し,これがガラスあるいはシリカ基板上にそのままクラスタとして固定されることを示した。もう1つの固定化法として2aにn-プロピル(トリメトキシ)シラン(キャッピング試薬)を加えて希釈し,基板上に固定化した(方法B)。方法Bでは配位子2aはクラスタ化せず,一様分布していることが分かった。これら2つの方法で作製したシリカ担持ニキサントホスからRh触媒を調製し,それらのヒドロホルミル化活性を比較した。その結果,方法Bで作製したスポットのない触媒の方が方法Aで作製した触媒より高い活性と選択性を有することが分かった。
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分類 (4件):
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触媒の性質一般  ,  有機りん化合物  ,  有機化合物のルミネセンス  ,  顕微鏡法 
物質索引 (3件):
物質索引
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